ですので、我々スタッフはお客さんの人生で培われた知恵に触れる絶好のチャンスでもあります。フィットネスクラブという世界しか知らないのではなく、お客さんを通じて外の世界に触れることができますから。
仕事とはいえ、一方的にお客さんの悩みを解決することだけを目的とするのではなく、お客さんの話を聞くことも大切なことです。
ただ、現状を見ていると、おっちゃんに向かっての挨拶一つを取ってみても「こんにちは」の言葉から魂が抜けてるように感じます。
それはおっちゃんに興味がないから仕方がないかもしれませんが、僕が抱いている思いのように、「お客さんのことを知りたい、知恵を拝借したい」という欲求があれば、おっちゃんに会えることも嬉しくなれるのだと思います。
「知恵を拝借したい」という気持ちは、あくまで例の一つに過ぎませんが、「お客さんに興味を抱く」ことができれば、もっとおもしろいクラブ作りができるのではないかと思います。