2009年09月09日

フィットネス業界への提言

山崎「今、何の運動をされているのですか?」

Aさん「胸を伸ばしてんねん」

山崎「えっ、それは伸ばされているのは胸じゃなくて肩ですよ」

Aさん「ほんまに?胸を伸ばしていると思ってたわ」

山崎「胸を伸ばすには、ここをこうしてみてください」

Aさん「あっ、ほんまや。伸びたわ」

ここでは胸を伸ばすことの意義はひとまず置いといて、何を伝えようとしているのかというと、

『頭で思っていることと実際にやっていることは違うことが多い』ということです。

自分のやっている運動を感じようとするのではなく、実際にやっている運動を感覚することを、ここでは『感じる』と定義付けします。

つまり、『感じる』とは『自分のやっていることを認識する』ということになりますが、頭で思ったり考えたりしたことをやるのは思い込みにすぎません。

この思い込みを取り払い、実際に運動を感覚することで、目的に近付くことが可能となります。

僕には『胸骨を使えるようにする』という課題がありますが、これはなかなか実際になってくれません。胸骨ではなく肋骨を動かしてしまったり、背中の筋肉を緊張させているだけになってしまいます。

自分の意としたことを、実際にやるということは簡単ではありませんが、「できない」ことを知ることが大切です。「できない」から「できる」ように工夫し続けることで目的に近付けます。

「できる」という思い込みからは、何ら得るものがありません。敢えて言うなら自己満足ぐらいは得られます。

これは仕事とも共通していて、仕事での課題が「できない」ことを認識して「できる」ように工夫すればいいだけなんです。

でも恐いことに、お客さんに対して「筋肉は簡単につきますよ」とか、「痩せられますよ。安心してください!」と、何の根拠もない状態で商売しているのがフィットネス業界の現状です。

まずは自分たちが「何もできない」ことを認識し、「できる」ようになるまで学び続けなければフィットネス業界の業績回復は見込めません。

哲学者ソクラテスも『無知の知』という言葉を残しています。

「真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる」

だそうです。まず無知を知ることから始めていきたいものです。


posted by 魂はパーソナルトレーナー(山崎真吾) at 00:11| ◆伝えたいこと 【全般】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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